たくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、入賞19作品が決定いたしました。
総評・講評
芳賀 日向
2024年ダイドー日本の祭りフォトコンテストは昨年の応募を越す2,822点の作品が寄せられました。日本の祭りが全開となり、各地から元気あふれる祭りの声が聞こえました。今年のコンテストは、継承、復興、2024年ならではの祭りに、作者のメッセージが込められた作品を主眼として選考しました。残念だったのは、一部の祭りに多くの応募者が重なったこと、せっかく上位選考になっても、二重応募や応募期間が守られていない作品が選外となってしまったことでした。コンテスト規約を十分に把握していただき、また、ぜひ応募していただきたいと思います。
グランプリ
miki83n様
日振島明海秋祭り
選 評
愛媛県の宇和島は「牛鬼」という怪獣が祭りに登場することで知られています。この地の伝説の牛鬼は人を食らう怖い怪獣でしたが、疫病退治として祭りに登場するようになりました。
瀬戸内海に浮かぶ人口わずか255人の小さな日振島。島の小学校の生徒は、今年度は6年生1人のみ。京都の若い作家が牛鬼をデザインし、高校生らが縫い合わせ、島の子どもたちにプレゼントした祭りです。愛にあふれたヒューマンドキュメンタリーのドラマに感涙しました。
準グランプリ
The_mami_trip2様
円座の羯鼓踊
選 評
三重県のこの地方だけにお盆に登場する「シャグマ」。全身を馬の毛で覆い、羯鼓(かんこ)と呼ばれる腰太鼓を吊り下げた踊子。五穀豊穣、先祖への感謝と供養を込めて踊ります。なぜこのような姿なのかは謎です。
幻想的な姿を見事に捉えたこの作品からシャグマの神秘性が伝わりました。
jitianlong45078様
長崎くんち
選 評
2024年の干支は「辰」で龍のことをいいます。十二支の中で唯一、空想上の生き物で、天に昇るその姿が祭りで登場しました。異国情緒に溢れた祭り「長崎くんち」での7年に一度の五嶋町の「龍(じゃ)踊」です。勇壮で畏怖の念をいだかせる素晴らしい演し物です。画面いっぱいの龍は迫力があり、ピンと伸びた龍頭(じゃがしら)の持ち手が緊張感を伝えています。龍踊の踊町のプライドは、龍頭の手の高さにあると言われています。背景の楽隊のドラや鉦の音が写真から聞こえてきます。臨場感たっぷりの作品です。
つたえたい日本の祭りコース
sawa4133様
海岸海浜浸食防止祈願祭 千里浜祭り
akiiro183様
高山やぶさめ
yykako2様
七久里神社秋季裸祭り
booo_gram32様
火伏せまつり
nabeshimayotaka様
砺波夜高祭
too1015様
花輪ばやし
rich2nd_lvr_2nd様
佐賀県唐津くんち
tu_mori様
兵庫県曽根天満宮秋祭り
祭りのほほえみコース
__asai.photo__様
掛川大祭
marsuke1961様
米原曳山まつり
yucham_acham様
江島若宮八幡宮稚児行列
ig_salt404040様
富士宮まつり
tekutekuojisann1227様
赤井諏訪神社例大祭
@izum.beru様
狐の嫁入り
iesan_y様
徳島県阿波おどり
good_3_days様
三重県鳥羽みなとまつり
社員のコメント
- 一緒に踊っているお子さんを見ている視線が素敵で、ほほえみコースにピッタリです。
- 親から子へ、祭りの楽しみ・文化を伝えていってほしいと思わされる写真でした。
- かっこよくて綺麗で、ずっと見ていられる写真だと思いました。
- 皆さんが寄り添って花火を鑑賞されているのが、ほほえましく感じました。
社員のコメント