たくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、入賞19作品が決定いたしました。
総評・講評
芳賀 日向氏(祭り写真家)
2回目となる今回は、前回の倍以上、1600点近くの応募があった。前回と同じように多くの作品がスマホではなく一眼レフカメラで撮ったものだった。作品のレベルも高く、祭りはカメラ愛好家にとって良い被写体であることを再認識した。
今年、3年ぶりに再開した祭りを撮られた方が多く、待ちに待った撮影の好機が訪れた。今回のフォトコンテスト応募締切りは10月31日であったが、11月初旬に開催された大きな祭りを撮影した秀逸な作品の応募も見られた。今回は審査の対象外になってしまったが、これらの作品は来年の応募を待ち望んでいる。
結果的に上位の作品は伝統の祭りやドラマ性がある場面が占めた。撮影者のオリジナリティがあり、狙い、メッセージが明確に伝わってくる作品に惹かれた。入賞作品は祭りの王道写真や、準備などの風景、ユーモラスなスナップ、愛と微笑みに溢れる場面など、様々な場面を対象として選出した。
開催が予定されている2023年度での応募も大いに期待したい。
グランプリ
akiiro183様
伊万里トンテントン

選 評
グランプリの「伊万里トンテントン」は南北朝時代に由縁がある収穫感謝を捧げる勇壮な喧嘩まつり。クライマックスの合戦は組み合った荒神輿と団車(だんじり)を川に落とし早く引き上げた方が勝ち、荒神輿が勝てば翌年は豊年、団車が勝てば豊漁に恵まれるという。この喧嘩神事に作者独自の描写方法を感じた。臨場感あふれる画面作風にオリジナリティがあり、見事グランプリとなった。
準グランプリ
tabito_meguru様
尾張津島天王祭

選 評
「夏の思い出」は愛知県津島神社で7月に行われる「疫病除け」の祭りである尾張津島天王祭。600年近くの舟祭りの歴史がある。祭りで活躍するのは6人の稚児。神様が乗り移られる大切な役目だ。稚児たちは前日から華麗な衣装をまとい宵祭で船上にて神事を捧げ、祭りの安全を願う。翌日は早朝から稚児廻(ちごうちまわし)しをして拝殿より御旅所へ。神が宿るので地に足をつけないように移動は肩車。冠がとても重たい。前日からの大きな役目に、思わずこっくりとした稚児。横の見つめるお母さんの優しい愛情を感じる。愛とドラマ性が感じられる素晴らしい作品。
kotozo27様
鳥羽の火祭り

選 評
鳥羽の火祭り / 三重 2月。勇壮な火祭りで高さ5mの巨大な松明にはしごをつかってネコと呼ばれる奉仕者が駆け上り激しく火をゆする。「すずみ」の中心には「神木」と「十二縄」が納められており、どちらのすずみから早く取り出されるかによってその年の西の福地、東の乾地両地区の勝敗が決まる。 燃え残った竹で箸を作り、食事をすると歯の病気にかからないといわれる。火祭りを見事にとらえた作品だ。炎の形と露出とネコとのバランスが難しいのだがうまく表現され作品だ。
つたえたい日本の祭りコース
snowwhite0827様
うわじま牛鬼まつり

maaa32nyaaa様
相馬野馬追

aichi_festival_lovers様
関祇園祭り

iesan_y様
徳島市阿波おどり

para_ohara様
岸和田だんじり祭(東岸和田地区)

kojinao1122様
近江八幡左義長まつり

ダイドーグループ社員の投票により、2作品を選出いたしました。
hisa_snow様
よさこいとやま

minokuma2898様
能代七夕 天空の不夜城

祭りのほほえみコース
lovelayk様
神戸山王まつり

hayanoyuka様
平獅子舞

rich2nd_lvr_2nd様
修正会鬼祭

sadanao_s様
戸畑祇園大山笠

xiaoxizhizhao様
みのわの里のきつねの嫁入り祭り

sunshi_suimei様
大峯山洞川温泉行者まつり

ダイドーグループ社員の投票により、2作品を選出いたしました。
mixjuicesan様
稚児行列

t.ari373様
和歌祭四百式年大祭

社員のコメント
- 思わず一緒に微笑んでしまう作品です。
- 小さいお子さんから高齢の方まで一緒に楽しめる祭りならではの多幸感が伝わってきました。
- 祭りは世代を超えて伝えていくもの、共有できる思いがあるものだと思いますので、それがより感じられる2作品を選びました。
- 伝統が次世代へと引き継がれていることが感じられます。
社員のコメント